お母さんの感想文2018年5月

まつえ助産院 今月はお産後、退院するまでに授乳方法や対応の仕方をマスターできずに退院し、帰宅後望む母乳育児をできなかったケースです。辛い日々を過ごしネットで検索して助産院へたどり着いた方でした。参考にしてくださいね。

 

 

 

 私がまつえ助産院にお世話になり始めたのは、娘を出産して2週間たった頃でした。退院するまでに看護師さんに母乳の飲ませ方を何度も教わりましたが上手くいかず、どうしようもなくなりネットでホームページにたどり着き、泣きながら電話したのがこちらに通うようになったきっかけです。

母乳はそれなりに出ていたのですが、飲ませる姿勢が悪いのと乳首の加え方が浅いのとで哺乳量はほんのわずかで、娘の体重もなかなか増えませんでした。
様々な抱き方でやってみても、授乳クッションを購入してやってみてもまったくダメでした。
体重の増え方が少なく、入院中も退院してからも不安で眠れず、ひたすら携帯で母乳育児について調べていました。
搾乳とミルクを足しての産後2週間の体重チェックはクリアするも、変わらずおっぱいから直接飲む量は増えていませんでした。
母乳が出ているのに飲ませてあげられないことが悔しいのとこれからの不安に襲われました。
娘が泣くとき全ておっぱいが足りなくて泣いているんじゃないかと思い授乳の時間が憂鬱でした。母乳を吸わせて、そのあと搾乳しているとあっという間に次の授乳時間になるという繰り返しで、満足に飲ませてあげられないという申し訳なさで毎日泣いていました。
我が子は可愛いのですが、不安が大きく楽しい育児は考えられませんでした。

 そんな中で先生の所へ通うことになり、飲ませる姿勢、咥えさせ方を教わるようになりました。乳管も完全に通っておらず、先生のマッサージで少しずつ開通してもらいました。先生から「あなたのおっぱいは母乳だけでいけるよ!ミルクは必要ないから。」と言われました。
嬉しいのですが、最初のうちは信じられず自信が持てませんでした。
哺乳量ははじめのうちは左右5分ずつで一桁台が続きました。それを3回やってもまだまだ必要量に足りません。最初先生が横にいて咥えさせてもらうといつもより多く飲めましたが、実際に自宅で授乳するときは全く吸われている感じがありませんでした。
搾乳した母乳を飲ませる哺乳瓶の乳首も、固めのものに変えて訓練してもらいました。これまでの飲み易い乳首のものと比べ、飲み終わるまでにだいぶ時間がかかりました。
娘は飲んでいる途中で寝てしまう事が多く、やっぱりダメなのかなと挫けそうになったこともありました。
それでも同じような悩みを持つお母さんと赤ちゃんに会えたことや、マンマケアに通うたびに「頑張ろうね」と帰り際に先生が言ってくださることが励みになりました。
里帰り中で通うのには車で片道1時間程度かかりましたが、それでも通っていると精神的に安定してくる感覚があったので長距離は苦になりませんでした。
何回か通ううちに、吸われている感覚がわかってきたり、姿勢もしっくりくるようになりました。徐々にミルクを足さなくなり、搾乳も必要なくなるくらいの量を直接飲んでくれるようになりました。
左右5分×3回だったのが、2回、1回と減っていき、今は左右4分ずつで十分になっていきました。
娘が目を合わせてコクコクと母乳を飲んでくれている姿がとても嬉しかったです。
母乳を欲しがる娘の仕草が愛おしく感じます。
 今は順調に体重も増えていき、授乳時間は娘とのスキンシップの大切な時間となっています。
母乳育児でこんなに悩むとは思っていませんでしたが、まつえ助産院に通うことで母乳育児の大切さを知ることが出来たので本当に良かったと思っています。
 励まして指導して下さった先生方と、産後間もない私に毎回付き添って通ってくれた母にはとても感謝しています。
今後もお世話なります。 よろしくお願いします。

私の一言
 入院中に赤ちゃんに対する対応の仕方や、授乳方法をマスターできるまで病産院で指導してくださることが必要なことなのですが、お産後の母親に全員見てあげることが難しく、退院してからの母親は悩むことが多いようです。
このケースもその辛さからネットで検索してたどり着いたようです。
実家からの通院でしたので、お母さまの援助が大きかったですね。
今は望む母乳育児を実現し、安心して楽しい子育てを実感した日々を過ごしておられるようです。良く頑張りましたね。そのお手伝いができた私はとてもうれしいです。