お母さんの感想文2018年4月

まつえ助産院 母乳育児も続けるためには、いろいろなトラブルを経験する方もありますが、それを乗り越えなければ、母乳育児を継続できません。このようなケースもありますよとお伝えしたいと書いていただきました。ご参考に。

 

 

まつえ助産院に行くきっかけは、産後1ヵ月すぎ、胸にボコボコとしこりがあり搾乳器使用も状態が悪化するのではないかと恐怖感もあって、ネット検索し、まつえ助産院でおっぱいマッサージをやっていることを知り診てもらうことにしました。
妊娠中は、母乳のこだわりなく無知状態でした。
産後、血乳があり心配でしたが、母乳はあまり出ず母乳とミルクの混合授乳で過ごしていました。
産院では自分で行うおっぱいマッサージをプリントで教えてくれましたが、やり方が合っているのかわからず、何となくおこなっていました。特に食事、水分の制限もない状態で過ごしていました。
退院後ほぼ母乳、1日1回ミルクを追加し、食事も好きなものを食べていました。
産後1か月過ぎたころ、アイスクリームを食べた翌日、突然おっぱいが固くなり、不安もあって助産院に電話して伺うことになりました。カチカチになったおっぱいのマッサージは激痛で、お産の時の痛みよりも痛いと感じました。
おっぱいの状態を良くするため、この日を境に完全母乳にチャレンジすることになり、授乳姿勢、乳首のくわえさせ方や、授乳回数・授乳時間、食事指導を受けました。
食べる事が生きがいだった私は甘い物を食べてはいけないと知り、落ち込み、途方にくれストレスを感じましたが、それまでして母乳育児を続けなければならないのか、母乳育児を辞めたい、早く辞めたいというところまでの気持ちになっていました。
それでも助産院に通うにつれ、おっぱいは楽になり、いろんな理由で助産院にくるお母さん達を見て、自分も頑張ろうと勇気づけられたことが良かったです。
おっぱいの調子がよくなり、授乳時間と食事に気をつけていても、しこりはできやすく、こんなに一生懸命頑張っているのになぜと先生に問うと「わかりません。」と言われる始末。それから5回詰まり、しこりもできました。その度におっぱいのケアをしてもらい、自分も注意していましたが、産後3ヵ月すぎには乳腺炎による悪寒、頭痛、39.7℃の熱発あり、葛根湯と2時間おきの授乳で、熱発から3日後にやっと熱下降しました。
この頃から育児、家事は頑張りすぎず、とにかく体を休めるよう心掛けました。
乳腺炎にならないように、おいしい母乳が出るように、と食事は砂糖、みりんは使わない。味噌・醤油と酢のみの調味料にも注意し過ごしました。
なるべく和食の献立を考え、これをずっと毎日同じ物を食べている状態でしたが、水分は麦茶を温めたもの、白湯。あまりおっぱい張りすぎるので水分も控えめ、1日600cc飲用するくらいでした。
クリスマス、正月等は家族で集まっても1人だけ違うメニューにして、行事なんて無視している時もありました。
体重もかなり減りどこまで痩せていくのか怖い…。おっぱいトラブルがなければ育児が楽しいのに…。 辛く、泣くことも多かったが、子供が元気で笑顔を見るたび元気づけられ、スクスクと成長する姿をとても嬉しく感じるようになりました。
私のおっぱいはトラブルが多く、母乳が作られやすいと思います。
常におっぱいのことを気にする毎日でしたが、家族みんなで同じ食事を楽しく笑って食べられる日を楽しみに、子供との母乳育児の日々を大事に今後も頑張っていきたいと考えられるようになりました。
おっぱいを卒業するまで先生にお世話になります。トラブルがないようメンテナンス、指導よろしくお願いいたします。

私の一言
今回は、頻回な乳腺炎の起こしやすいケースで、母親が悩み、それでも母乳育児を頑張って継続できたケースです。体質的に乳汁が作りやすいこともあるかもしれませんが、来院されてからも繰り返し乳腺炎を起こされています。でも、今は赤ちゃんも成長し笑顔があり、育児が楽しいと思えるようになったようです。
本当に良く頑張りました。母親もようやく笑顔も見えて、私もホッとしています。
もう少し母乳が赤ちゃんには必要です。もっと赤ちゃんが成長することで、楽しい時間が増えることでしょう。
もう少し頑張りましょうね。

2018年3月30日