お母さんの感想文2018年3月

まつえ助産院  今月は、出産した友人の見舞いに出かけ、授乳風景を見た時、自分の乳首が扁平と気づき、妊娠中の手当てが必要と感じてお出でになられた方です。
母乳育児を望まれ、準備が必要といつも感じていたようで、積極的に来院されました。ご参考になると思います。

 

まつえ先生に初めて会ったとき、私の乳首は長さが3㎜程しかなく“扁平”と言ってもいい位のものでした。“おっぱいマッサージだけで大丈夫かな?”と思っていた時だったので、早い時期(妊娠22週の時)に会うことができ、また、指導が受けられたことはとても幸運でした。

その時から乳首を圧迫しないよう器具をつけるようになったのですが、慣れるまで大変でした。何か気になりずれていないか、どうなっているのか、気になり時々覗いて見ていました。
寝ているとき以外はほとんど外すことがなかったので、次第に慣れてきたのですが、最後まで体の一部にはなりませんでした。でも器具と先生の指導のお蔭で、
3㎜だった乳首が1.3㎜になりその効果には驚きました。

妊娠中はお腹が張りやすく、十分なおっぱいのマッサージができませんでしたが、先生が居てくれたので、母乳で育てられるという安心感を持って出産に望むことができました。
その思い通りに、お産の後にも初乳の出もよく、子どももしっかりと吸いついてくれています。ゴクゴクと音を立てておっぱいを飲んでいる我が子を見られることを、とても幸せに感じています。
今は、おっぱいが出過ぎなうえにおっぱいの奥に堅いところがあり、私自身のカロリーの摂り過ぎを注意されています。
それと同時に、子どもの体重増加が急なのが気になります。折角出ている母乳をこれからも飲ませ続けたいので、食生活に気をつけ、出来るだけトラブルを起こさないようにとは思っています。もし何かあっても先生の存在を知っているという事がとても心強く、安心して母乳育児を続けていくことができそうです。
長い間いろいろありがとうございました。
そしてこれからも頼りにしていますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

私の一言

扁平乳頭や陥没乳頭は、お産が終わったら自然に乳首が出てきて、おっぱいが出てくる、そして赤ちゃんが吸ってくれるだろう、と漠然と思っている方が多いようです。
お産を終わり赤ちゃんに授乳をしようと思っても、赤ちゃんは哺乳瓶の長い乳頭に慣れてしまっていることが多く、母親の乳首は短い場合はなめるだけで噛んでくれません。最低1㎝の長さが必要です。
このケースは友人の状況を見て気づき、手当てで長くなり、自分で出来るマッサージで成功した事例です。やはり気づきが大事ですね。
今は母乳育児を充分楽しんでいる様子が目に浮かぶようです。
本当に良かったですね。