お母さんの感想文2020年1月

まつえ助産院 明けましておめでとうございます。
今年も、来院されたお母さま方に目的を達成された感想文を、許可を得て掲載することを継続します。お出でになった方々はそれぞれ悩み、辛かった日々を書いてくださいました。現在アドバイスを求めている方々には、良い教訓となるでしょう。どうぞ参考になりますように。
今回のケースは、3人目にして母乳育児を望み、経験してみたいと来院されました。今までの育児を反省しながら、最終的には完全母乳になり、何とか目的を達成された経験を書いてくださいました。

 

 

 

私が松江先生にお世話になったきっかけは、3人目を出産した時、同じく入院していた女性からの紹介でした。母乳の良さや大切さは私なりに理解していたので、上2人を混合(ミルクが大半)で育てた私は、3人目は是非とも母乳で育ててみたく、妊娠中から考えていました。

妊娠中は早・流産止めの薬が処方されていたので、乳首の手入れもあまりできないでいましたが、産後、まつえ助産院に行った時、マッサージを受けそのおかげと、何と言っても『自分のおっぱいに自信を持ちなさい!!』という励ましの言葉が心強く、あっという間に1カ月が過ぎていきました。
私の母親は、私が上の2人の子を混合で育てているのを見知っているので、「あなたの乳量もそろそろ終わりじゃない?」などと、当時の私にとっては、冷酷な、まるで私のやっていることは何なんだろうとさえ感じることを、平気で言うので淋しく思ったものでした。

どうしてもできるだけ長く母乳で育ててみたいと思ったことには、もう一つの理由もあるのです。2番目の女児を生んだ時、やはり母乳のマッサージをお願いした方(当時仙台で)が、『母乳で育てると可愛いよ、本当に育てたという実感があるよ、乳首をくわえたままニコッて笑われると何とも言えないねエー』と言ったことが忘れられなかったのです。そのくせ2番目の時も主人の入院などでミルクになってしまいましたが、3人目のこの子は母乳で育ててみたいがために産んだようなもの・・と言うのは言い過ぎですが・・。
上の二人には申し訳なく思っています。

今は何とか4か月に入り、大分軌道に乗ってきたようです。
私は今回が3人目の出産だと言うのに、“ベテランママ”と言うには程遠く、母乳に関しては初心者ですので、初めて聞く話がとても多く勉強になります。
母親の食事次第で、赤ちゃんの肌に大きな影響が出ることや、食事内容の大切さ、
ちょっとこれには参りました。ストレスだけではなく乳腺炎と言う現実のものと重なったからです。
一つ一つクリヤーして勉強していくつもりで、今後もこのヘチャパイに鞭打って頑張っていきたいと思います。そして、おっぱいやめるまでよろしくお願いいたします。

私の一言

 

この頃、産院でも最初ミルクで始まることが多いようですが、入院期間が短いため、赤ちゃんの体重が増えないと退院させられず、母乳を二の次にしてミルクで過ごすところが多くなりました。大事なことは最初の授乳がおっぱいかどうかでその後が決まるようです。哺乳瓶に慣れる前の行動が大事ですね。
また、家族のアドバイスも注意が必要ですね。母親本人の望むことに水を差すような言葉は、母親の気持ちが辛くなります。実母の世代はミルクで育てた方が多いと思いますが、“そんなに苦労しなくても・・”とか、“赤ちゃんが足りないと言っている・・”など、一つ一つ気に障ることを平気で言うと言います。少しお手伝いしながら、頑張っている母親を見守っていただければと心から思っています。このケースも良く頑張りました。充分母乳育児を楽しんで下さいね。