マンマケアまつえ助産院 お母さんの感想文2021年7月

まつえ助産院 初めてのお産を迎える準備として、何かと本やネットで知識を得ようとしている方も経験者の内容は、とっても参考になると思うので、今月も経験者の感想文を掲載しました。参考になると良いですね。

 

 

 

 

 

 

今回が初めての出産です。
妊娠がわかった時に一度だけ本を読みました。が、1ページづつ読んでいくにつれ、なぜか怖くなりそれ以来、出産・育児について何の知識もないまま出産日を迎えることになりました。

子供を産むと言うことが、あれ程苦しくて、つらく長い時間だとは、聞いてはいたものの想像のつかない事でしたから、もう2か月たちますが「もう、あの痛みは2度と嫌!」という気持ちはまだ消えません。
けれども、一日一日と人間らしくなっていく赤ちゃんを見ていると、「兄弟を作ってあげたい」とも思うので不思議です。

さて、今、私は母乳だけで育てているのですが、初めから出た訳ではなく、それどころか、「私は出ないのだな」と思っていたほどでした。
一日たっても二日たっても、一向に出る気配がなく、乳が張るということさえもありませんでした。病院の先生は、「欲しがるたびに含ませなさい」というので試してみるのですが、それでも張りは来ませんでした。そして5日目の退院の日が来てしまいました。

その退院の際に看護婦さんに松江先生を紹介してもらいました。
それから毎日のマッサージが始まりました。最初は「痛い!」の一言ですが、二日、三日と続けていくうちに少しずつ痛みが和らいできて、乳の出方も日に日に良くなりました。
乳の出が良くなると子どもも良く飲むようになり、その刺激も加わりさらに乳の出が良くなりました。
始め、ミルクを足さないと満足しなかったのが、少しづつミルクの量が減り、搾乳したオッパイを少し足して飲ませるようにし、そのうち搾乳した分も要らない位出るようになりました。

今は、マッサージしてもらっていても、眠くなることさえある程です。
母乳だけで育てていると、何より楽で、特に夜は楽で楽でしょうがない、消毒した哺乳瓶に1回1回粉をはかり、お湯を注いで、またそれを人肌に冷ます、なんて手間が全くないので、ちょっとくらいウトウトしながらでも飲ませることができ、私のような寝起きの悪い人には、もう喜ぶべきことだと思います。

初め出ないとき、あのままにせずに良かったと、今では思います。そして、松江先生を紹介してくれた看護婦さんにも感謝しています。

これから出産を迎える人も、すでに出産し出ないと諦めている人も、試しに1カ月だけマッサージしてみて欲しいです。きっと牛のようにおっぱいが出るようになるはずです。
今、私の子どもは元気いっぱい手足を動かし、泣き、笑い、時には言葉を喋るかのように声をあげて、私たちを楽しませてくれています。

私の一言

 

 

お産に怖れを抱き、それを乗り越えても次は母乳のこと、悩みは続きますが、何とか楽な育児になってほしい、母乳育児の楽しさをわかってほしい、そのお手伝いをしたいと開業して30年を過ぎました。今は、“コロナ”で大変な時期ですが、悩みがあったら電話相談もしています。困ったことがあったら、遠慮なくご相談くださいな。
このケースは最近ではなく以前の方でしたが、今は楽しい母乳生活を終了し、子どもも大分成長したでしょうね。