マンマケアまつえ助産院 お母さんの感想文2021年6月

まつえ助産院 今月のケースは、初めてのお産を終えられて、ミルクと混合で退院してしまったケースで、自分は母乳育児は無理と考えていたのに、豊かな乳房でもったいないと感じた私との出会いがきっかけでした。その取り組みを短い言葉ながら記録してくれました。参考にしてくださればと考えます。

 

 

 

 

 

 

私が「母乳だけで子育てしよう。」と思ったのは、松江先生と出会って、先生に「あなたのおっぱいで十分母乳育児が出来る」と言われたからです。「ミルクと混合ででも母乳を与えればいいや。」と思っていたものですから、母乳だけでできるのかな? 私のおっぱいは空乳ではないかしら?などといろいろ疑問を抱きながらもとりあえずやってみようと、生後3週間もたたない我が子を連れて通い始めました。

張りすぎたおっぱいのマッサージの痛みで、涙が出そうな位でしたが、「毎日何でこんな痛い思いをしながらやらなければならないのかしら。ミルクと混合でも、立派に育っている子はいるのに・・・。
と何度もくじけそうになったものです。それに輪をかけるように、お腹がすいた我が子を見るに見かねた母がミルクを与えてしまうため、「やっぱり母乳だけじゃ、とても無理じゃないかしら。
」と思ってもいました。また出かける時は我が子を母に預けミルクを飲ませてもらい、張ったお乳は絞っていました。そんなこんなでミルクからなかなか離れられない私は、とうとう先生に“喝”を入れられて・・・。

今はどこに行くにも我が子と一緒。ミルクを持たず、お腹が空いたらおっぱいを。こんな楽なことはありません。そして嬉しいことに、私のおっぱいをだけでチャーンと大きくなっています。

私の食べ物がおっぱいへすぐ影響することから、食事に気を遣うようになりました。おかげで妊娠前より体重も減り、これぞ一石二鳥。でもアトピーはこれからですから、油断せず気を付けなければ・・。

これからは、先生のもとを離れますが、先生には母乳の大切さと、何より自分のおっぱいに自信を持たせていただいたので、これから一人で頑張って行けそうです。先生、本当にありがとうございました。感謝を込めて!!

 

私の一言

 

 

このケースのような経験者は少なくないようです。ミルクに助けられその日常に慣れてしまい、おっぱいが張り、痛みが出てくれば搾乳して捨てる!それこそもったいないことです。哺乳動物は自分のおっぱいで子どもを育てています。
それが当たり前ですが、人間の場合は簡単に牛のおっぱいを使ってしまいます。
ミルクは異種動物のお乳ですので、その影響が、その後の赤ちゃんの体に出てきます。肥満児になったり、アレルギー体質になったりと病気を持ちやすくなったりします。体を守る免疫物質はまだ自分では作れず、母乳から貰うしかありません。その大事な免疫物質を搾乳して捨てるなんてとんでもない、と”喝”を入れたくなってしまうのです。
このケースは里帰りでお出でになった方でしたが、今後も充分母乳育児を楽しんでくださいね。