お母さんの感想文2018年7月

まつえ助産院 このケースは、残念ながら希望する母乳育児を実現出来なかったケースで、現在妊娠中の方も、また、授乳に悪戦苦闘している方も参考になると思います。

 

 

 

 

 私がまつえ先生のお世話になるきっかけは子供の夜泣きでした。
生後は多かれ少なかれ夜泣きはするものだし、なんとかなるだろうとお腹にいる時から思っていました。しかし、思った以上に夜泣きがひどく、その上母乳も少しは出たのですが、上手に吸わせてあげる事も出来ずに途中で諦めてしまいました。
泣き止ます方法もわからず、実家の母と毎日悩み、とりあえず泣いたらミルクを与えていました。気がつけば子供もプクプクになり、どうしていいかわからない日々でした。
そんな時にまつえ先生の事を知り、母とまつえ先生の所に行ってみる事にしました。私は早い段階で母乳を諦めてしまったので、先生に「もう少し早く会えたらね。」と言われて本当に悔やみました。でも先生の「やらなくて後悔するより、やれるだけのことをやってみよう。」という言葉に励まされました。
おっぱいマッサージ、食事の改善、身体を冷やさないために漢方薬の服用や入浴、母乳が出なくても吸わせて親子のスキンシップなどをしました。先生、両親、旦那の協力を得て一生懸命取り組みました。残念ながら母乳を出すことはほとんど出来ませんでした。母乳は出なかったですが、娘が乳首を吸ってくれた時は泣くほど嬉しかったです。
 私は先生から母乳以外にもたくさんの事を学ばせて頂きました。先生の指導のおかげもあり、娘も今では標準体重になりました。あの時先生にお会いしていなかったら、娘も肥満になり私も自分を責めて後悔する日々だったと思います。本当に先生のおかげです。ありがとうございました。

私の一言

 

 私が出会ったのは生後2か月過ぎ、母乳はほとんど出ず数滴位、ミルク100%で体重も多く、赤ちゃんも辛くて泣き続く状態だったのかもしれません。母親も出来る限り頑張ったのですが、母乳を作るホルモンの再生の兆しはなく、母親は辛かったと思います。その反省も含めて感想を書いていただきました。書きにくいことだったので、母親には負担をかけてしまいましたが、気持ちよく協力してくださいました。
心から感謝しています。
 母乳育児をあきらめる方たちには、共通点があります。妊娠中はお産にのみ関心が高く、その後に関しては、“自然におっぱいは出てくるだろう、おっぱいもきちんと授乳できるだろう、と思っている方が多いようです。しかし扁平乳頭や陥没乳頭の方は、お産の後自然に乳頭が出てくるわけでなく、赤ちゃんが吸えない、母親も抱き方や銃乳方法もしっかり知らない、病院で指導してくれるだろうという期待を持っているようです。しかし病院も産後の母親全部に手をかけてくれる時間もなく、母親の努力に期待しているのです。やはり妊娠中の知識が必要なようで、その期間に準備が大切だという事もわかると思います。
現在、出産後母乳育児を望んでいながら、ミルクを与えている方も、母乳100%にチャレンジできますので早めにご相談していただければ、と心から思います。
 赤ちゃんには母乳が一番必要で大切な物です。母親しかできないことなので、健康な赤ちゃんに育てるためにも準備を怠りなく頑張りましょう。