お母さんの感想文2020年8月

まつえ助産院

初めて出産する方は、このケースのように、自然におっぱいは出てきて、赤ちゃんも自然に吸ってくれるものと簡単に考えている方が多いようです。出産前に来院し乳頭の準備が必要で来院され、母乳育児を取り組んでいる母児の姿を見て、感じられることが多かったようです。まず妊娠中の準備が大切なことを教えてくれまね。

 

 

 

 

 

私は初め、母乳は出産するとすぐに出て、赤ちゃんも簡単にそれを吸えるものだと安易に考えていました。
しかしマンマケア助産院へ妊娠中から通い、他のお母さん達が頑張っている様子を見て初めて母乳のデリケートさに気付きました。
そして、それを本当に実感したのは、やはり自分自身、出産をしてからでした。
出産後、すぐに娘に母乳をあげようとしても、なかなか吸ってくれず、ミルクを飲んでいる姿を見て、なんだか悲しくなりました。
だから娘が私の母乳に初めて吸い付いて、おっぱいを飲んでくれた事は、今でも忘れられません。
慣れない子育てが始まり、何度かくじけそうにもなり、保育園などに預けて、仕事をしようかと悩んだこともありますが、母乳だけで、こんなに元気に愛らしく成育している我が子を見ると、ちゃんと卒乳するまで、そばにいて成長を見守っていこうと強く思います。
そう思えるのは、やはり先生に母乳のマッサージをしてもらい、母乳のケアの仕方や子育ての不安などを聞いていただき、良きアドバイスの元、安心の上で子育てができるからです。更に周囲の援助、娘自身の強い生命力があったから、ここまでこれたんだなぁと・・・。
私は娘時代(妊娠前)、おっぱいの大きさや形などに憧れやこだわりなどありましたが、今はそれが「おっぱいが出るか?」「質の良いおっぱいが出るか?」に変化しました。それは娘から母へと精神的にも変化しつつあるからかもしれません。
まだ新米ママで至らないことだらけなので、先生、これからもご指導のほどよろしくお願いします。

私の一言

 

 

 母親になったら以前と違う毎日で、戸惑いながら母親としていく成長していくことを自ら実感しているケースですね。
母子相互作用といわれますが、赤ちゃんはおっぱいをもらいながら、母親の匂いや感触をとらえ、安心して全身を任せる、信頼感を得ます。
母親も赤ちゃんの要求に応えようと、眠いのも我慢して、授乳したりおむつ交換したり、
沐浴をして、と頑張ります。その繰り返しの中で赤ちゃんは成長し、安心して笑顔を見せたり、母親の呼びかけに反応して声を出して(喃語)反応します。
赤ちゃんと母親はお互いに刺激しあって、2人とも成長していけるのです。
その原点は、母乳育児と言っても間違っていないでしょう。
赤ちゃんの成長と母乳育児を楽しみながら、過ごしていけたらうれしいですね。