お母さんの感想文2019年9月

まつえ助産院 今月は実家に帰らず、関東圏で出産、育児で頑張っておられた方で、考えたように上手く展開できず、悩み、見かねた実母のアドバイスで来青されたケースです。仕事柄知識はあったのですが、実際は思う様にいかず辛かったようですね。このケースからも参考になるところがありますよ。

 

私は今年の1月に帝王切開で初めての出産をしました。妊娠6ヶ月頃から逆子だねと言われて以来ずっと治らず、帝王切開の適応となりました。もともと看護師だったこともあり、働いている科は違うものの、学生時代に勉強していたのでなんとなくイメージできていると思っていました。
ですが、実際に体験してみるとわからないことだらけで、悩みの連続でした。
まずは帝王切開での出産だったこともあり、術後はまず母体優先で休むことを推奨している産院でした。なので、産まれてすぐ母乳をあげるわけではなかったので、まさか自分が母乳をあげることにこんなに悩むことになるとは知らずにいました。
いざ、おっぱいをあげようと助産師さん指導のもと実践してみたところ、わたしは乳頭が短く小さかったので息子がうまく吸うことができなかったのです。
それからフットボール抱きにしてみたり、乳頭保護器や、搾乳機などを駆使してなんとか母乳を飲んでもらおうと頑張りました。しかし飲んでもらおうとすればするほど息子が泣いてしまい、うまくいかない毎日に私自身どんどん悩んでしまい、泣きながらミルクをあげて哺乳瓶を消毒して寝る時間もなくなっていくという悪循環な状態が続きました。
そんな私を見兼ねて、母が実家に帰るよう勧めてくれ、青森でまつえ助産院に通うことになりました。最初はミルクなしで母乳だけにする自信がなく、不安でいっぱいでした。
毎日先生のもとに通うごとに母乳がどんどん出るようになり、1時間ごとにあげていたおっぱいもだんだん間が空いてきて3時間ごとの授乳ができるようになりました。
自分の顔を見ておっぱいをゴクゴク飲んでくれる息子の姿をみて、悩んでばかりだった授乳の時間が本当に幸せな時間に変わっていきました。
先生に出会えなかったら母乳をあげられないジレンマに悩み、早々に諦めてしまっていたかもしれません。実家に帰ってくるよう勧めてくれた母と、母乳育児ができるように親身に相談に乗ってくれ、サポートしてくださったまつえ先生には感謝で一杯です。

私の一言

最近は核家族化の影響が問題になっていますが、このケースも夫と2人で頑張ってみようと思っていたようです。産院でも適切なアドバイスが受けられず、退院してからの悩みがより深くなったようです。基本的なアドバイスがあれば自宅に帰った後でも、実践できる知識はあるのですが、実際は中々思う様にいかないケースが多く、サポートがあればと考えてしまいます。
このケースも実家のアドバイスで早めに来院され、基本的な抱き方や授乳の仕方などのアドバイスですぐに哺乳量も増え、その後も順調に母乳育児を実践しています。
最初はとても辛く大変だったようですが、今は母乳育児を充分楽しまれていると思い、本当に良かったと心から思っております。