先日、母乳育児を頑張っている母親が、おっぱいの痛みを訴え来院されました。
朝より左側のおっぱいにしこりと痛みも伴い、早めに手当てを受けたいとのこと、
そういう時は必ず昨日の食べたものを聞きます。食生活が大きな原因になっている
ことが多いのです。本人に聞くと、チーズホットドックを食べたとのこと、朝より
しこりを感じ、授乳しても良くならないとのこと。
来院された方に必ず聞くことは、食生活のことです。このようにカロリーの高いものを食べると、母乳分泌量を増やし、赤ちゃんの必要な分(一回80ml位)以上に作られるので、飲み残しになり、次回の授乳までの時間が空いてしまいます。また、母親も夜間の睡眠時間が長くなり授乳のリズムが崩れて、ますますしこりの痛みが強くなります。
そういうことを予防するには、母乳育児を継続するために和食をお勧めしています。日本人の食生活は必要以上にカロリーを取り過ぎることなく、お米を中心に据えて3食を取ることで十分間に合います。たまにはいいでしょう!とパンやピザやバーガーなどを食べる方もおられますが、乳腺炎が怖いと思ったら、食べないことが安全ですね。赤ちゃんにおいしいおっぱいを飲ませることが大切です。